2010年12月7日火曜日

予定変更のお知らせ。

ただ今、「ぶらっと着物」と「着物の布で遊ぶ企画」は私(kinutaya=飯塚)個人の企画、告知となっています。

年末になりまして、全体の予定が詰まってきてしまいました。

そのため、開催の内容が中途半端になりそうなので・・・思い切って、年内の行事は中止いたします。

来年のぶらっと着物からは、予定通り開催いたしますので、よろしくお願いします。

また、都合によっては「ぶらっと着物・オフ会」など、急にお知らせするかもしれません。

細く続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

2010年11月24日水曜日

【一枚の着物から Vol.2】のご報告と今後の予定です。

先日の『一枚の着物から Vol.2』も無事に終了できました。
参加してくださった皆さん有難うございました。
今回は、着物の寸法を計るというのは省略で、
前回、具体的な実物のなかった『日向紋』(仕立て上がり喪服)と前回の刺繍の加賀紋を並べて、じっくりと見ていただきました。
また、公家紋や武家紋の具体的な紋についても紋帳で確認をしてもらいました。それから,前回ちょっと話題となりました「陰紋がその家の紋だったら、その陰紋を更に陰紋にすることがあるのか???」という、ちょっとややこしい話について、紋の上絵職人の方に確認した話をお話ししました。
通常、陰紋をその家の喪服などにつける日向紋とすることは、経験上ほとんどないそうです。そして紋帳にあるのは、その日向紋に対する陰紋として掲載されている場合が多いとのことでした。
ですから、上記の話題の答えは「家紋の殆どは日向紋で描けるものを採用しているので、陰紋が日向紋扱いになることは、まずない」ということになるでしょうか。
それから、今回は「小さな拡大鏡(レンズ)」を持参して、縮緬などの生地をマクロで見ていただきました。縮緬の強撚糸の撚りを見分けるのには必須の道具ですね。
今回は特に実物の帯地と反物に触れてもらう機会を増やしました。
また、「誂え」の感覚を楽しんでいただくため、誂え柄の実物大下絵も持参してみました。そして、ちょっとしたお遊びで喪服の長着を広げその身頃に、切り抜いた柄を自由に配置してみて、好みの柄の雰囲気を【誂えてみる】ということをしました。「鳥はちょっとダメ」とか「波に舟は花の柄よりも下に」などと、自分だけの柄ゆきを実際に構成してみることで誂の基本=自分お好みを反映させるを経験してもらいました。
今回は大体こんな感じでした。
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今後の【ぶらっと着物】と『着物の生地遊び企画』は次のように企画しています。

  • 12月11日(土) 『(仮)着物の生地遊び企画』
    • 13時30分~16時30分 堀留区民館
  • 12月19日(日) 『ぶらっと着物』
    • 日比谷・有楽町丸の内界隈でクリスマスライトアップを楽しむ
    • 14時30分~17時
  • 1月15日(土) 『新春ぶらっと着物』
    • 初春 日本橋人形町界隈
    • 13時~16時頃
  • 1月30日(日) 『(仮)着物の生地遊び企画』
    • 13時30分~16時30分 人形町区民館

このような予定となっています。

2010年11月20日土曜日

土曜日も引き続き募集中、っていうか・・・

今回の『一枚の着物から Vol.2』は、まだまだ、定員には満たないんですよ~~。

そんな訳で、土曜日も引き続き募集します。

というか・・・当日、飛び入り参加も大丈夫だと思います。

充分に定員枠余っていますからね。

日曜日の気分で、参加したい方は、直接、堀留児童館へお出かけください。

一応、開始時間は13時頃から14時頃です。

終了は16時頃か16時30分頃です。

 

 

2010年11月19日金曜日

堀留区民館への案内

堀留区民館は、堀留公園の入口にある『日本橋健康センター』の三階にある施設です。

交通機関は、一番近い【都営浅草線】の人形町駅から説明します。

(半蔵門線・日比谷線については、前回の説明をご覧ください)

また、【営団地下鉄日比谷線】の人形町駅は、ホーム中程の改札口が、上り・下りとも浅草線の改札を出た場所と接していますので、参考にしてください。

1・人形町駅の出口番号


浅草線の人形町駅は、ホームの前後に改札へあがる階段があります。

  • 浅草方面へ向かう電車を降りて前方の階段は、改札口を出ると【A3】【A4】の出口。A3出口はエレベーターがあります。
  • 浅草方面へ向かう電車をおりて後方の階段は、改札口を出ると【A5】の出口。

また、営団地下鉄日比谷線の人形町駅は

  • 六本木方面から上野方面へ向かう電車を降りホーム中程の改札口を出ると【A3】【A4】の出口となります。
  • 上野方面から六本木方面へ向かう電車を降りホーム中程の改札口を出ると【A5】出口となります。

2・A3・A4出口から堀留交差点までの解説

  • A3を出ますと正面にコーヒー店のあるビル、左にカフェドクリエがあります。

  • 出口をでたら左に曲がると直ぐ8mぐらいで人形町交差点です。
  • 前にメガネバスターの看板
  • 交差点角にはきりしまフラワーがあります。

  • メガネバスターを左、きりしまフラワーを背にして交差点を渡ってください。

  • 渡ってから横断歩道を振り返ると、日本和装の巨大な看板が、きりしまフラワーの上に見えます。
  • この渡った位置に(コーヒー店のあるビルに)、A4出口があります。A4出口を出て、左を見ると、同じく日本和装の看板が見えます。

  • この日本和装の看板を背にして歩きます。
  • 三つ目の信号まで歩きます。(人形町交差点も数えて、三つ目です)
  • 三つ目の交差点が【堀留】の交差点です。正面にセブンイレブンが入ったビルが見えますから、正面信号は渡らず、交差点を左に曲がります(広い五車線の一方通行を渡ります)。

3・A5出口から堀留交差点までの解説

  • 出口をでますと正面にメガネバスターの看板、斜め前に日本和装の看板が見えます。A3出口とは交差点の対角線の位置です。

  • 出口を左に曲がり8mほどで人形町交差点です。正面が(横断歩道を渡ると)A4出口となる位置です。角がam.pmです。

  • この人形町交差点を左に曲がります。ラーメンの日高屋の看板などが見えますので、A3・A4出口と同じ要領で三つ目の信号まで歩きます。

 

  • ここが堀留交差点です。角に文房具ディスカウントのウィンドウ・ディスプレイのあるビル(上野ビル)がありますから、ここを左に曲がります。(正面に豊証券の看板のあるビルが見えますから、横断歩道を渡らず左折です)

4・堀留交差点から日本橋健康センター(堀留区民館のある施設)までの解説

  • 渡ると直ぐに日本橋健康センター(堀留区民館の入った施設名)の案内が見えます。

そのまままっすぐ、路地を3本通過して少し歩くと

右斜め前に(通りの向こう側です)デイリーヤマザキが見えます。

この位置の左側にあるビルが日本橋健康センターです。

こんな看板があります。堀留区民館は三階とでています。

5・堀留区民館への解説

吹き抜けのあるビルで、その吹き抜けの中央辺りの右の入口が区民館に通じる出入口です。

吹抜への下に(右側に)入口がありますから、入ります。直ぐエレベーターがありますから、三階へ上がります。

エレベーターを降りて直ぐ左を見ると、受付カウンターがありますが、更に先に(左手突き当たり)に和室があります。

和室は4号和室です。

和室は4号・5号が同じ引き戸から入りますが、4号は入って直ぐ右手です。

これで、堀留区民館へたどり着きます。

直接、区民館へおいでください。

不明な場合は、砧や携帯 080-6540-4429へご連絡ください。

2010年11月14日日曜日

『一枚の着物から Vol.2』まだまだ募集しています。

2回目の今回は、急に会場が空いたので、告知から当日までの時間が短くなっています。

まだまだ、会場の和室定員(自分を除いて14名です)に余裕があるので、皆さん是非お出かけください。

第2回目『一枚の着物から』

【日時】11月21日(日)13時からです。

【会場案内】

中央区立堀留区民館

住所: 東京都中央区日本橋堀留町一丁目1番1号
電話: 03-3661-8448
アクセス: 東京メトロ日比谷線小伝馬町駅下車3番出口 徒歩5分
東京メトロ日比谷線または都営地下鉄浅草線人形町駅下車A5番出口 徒歩5分
都バス「秋26秋葉原-浜町中の橋-葛西」堀留町下車 徒歩2分
中央区コミュニティバス(江戸バス)北循環の「日本橋保健センター」停留所下車すぐ(日本橋保健センターの3階)

 

より大きな地図で 区立堀留区民館 を表示

 

【費用】 皆さんの負担はありません。

私が勝手に企画して遊んでいる事なので無料です。

【内容】 「着物に触れて、色々と探ったり発見をしてみましょう」という、特にこれといった目的がないユルイ遊びの会です。

特に専門的な内容の講義とかがある『真っ当なカリキュラム』などないので、期待されると困ってしまいます。

2時間とか3時間とか、着物の端布とか、紋帳とかをひっくり返して、あれこれと柄や紋名を探してみたり、着物や帯を採寸したり羽織ってみたり、はたまた反物を物差しで測ってみたり、八掛の生地を合わせて好みの色を探ったりと、わいわいガヤガヤと過ごしてくださいねという感じです。

【私が持参するもの】

今回も雨でなければ、会場の和室をちょっと華やかにしたいので衣桁とかける着物、そして緋毛氈を敷きます。

店にある着物の端切れと仕立てられている着物と帯。

それから、前回は『現物』が無くてちょっと面白くなかった面もあるので、今回は、サンプル用の反物と帯地を数点。

毛氈の上に転がしておきますから、自由にご覧下さいね。

また、時間がれば、仕立てる時の経ち方で反物に裁ち切りの糸印をつけてみましょう。

 

【募集方法】

11月19日まで募集しています。

本来ですと自由に来て頂ければいいのですが、会場の和室に定員があるので、予め募集をしています。

以下のいずれかで「参加希望」とご連絡ください。本名とか、住所とかは特に明記必要ありません。

連絡できるメールアドレスで送信してくださると助かります(連絡をする必要もありますので)。

  1. メール: 当方のアドレス kinutaya@gmail.com
  2. ファクシミリ: 03-3663-4429
  3. ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)
  4. ミクシィのコミュからは、管理人へメッセージ

どうぞよろしくお願いします。

2010年11月12日金曜日

次回の『一枚の着物からVol.2』のお知らせと、今後の予定

自分の予定の空きと施設の空き状況の都合で

『一枚の着物から Vol.2』を開催することにしました。

  • 日時 11月21日(日) 13時頃から16時頃まで
  • 場所 中央区立堀留区民館 和室(10畳)
  • 定員 15名まで

内容: 先日開催しました『一枚の着物から』(レポート参照)に準じるような内容です。

今回は、前回は整理不十分でした文様・紋の名前などを書いたテキストと、実際の生地と紋の見本をできるだけ現物で一致できるようにしたいと思います。

また、前回は持参できませんでしたが、実際の反物や帯地を直接触れて楽しんで頂くようにします。

もちろん販売するものではありませんので値段は記載いたしません。どうぞご安心ください。

皆さんに、実際の生地を尺差しで総丈を計って頂き、着物にできるよう反物に糸印を付けてみましょう。

また、裾回しの見本になるような色切れで好みの裾を選択してみましょう、皆さんの趣味のによってどんな色が選ばれるか楽しみです。

 

  1. 今回の大まかな内容・・・一枚の着物では、実際に皆さん自身で色々と体を使って楽しんでいただきます。お楽しみに。
  •  
    • 着物の寸法を鯨尺で採寸してみる。
    • 実際の生地で地紋の文様や柄を確認する。
    • 色々な紋を紋帳によって調べ、分類してみる。
    • 反物を計って、実際に着物に断ち切る印をつけてみる。
    • 八掛を合わせてみる。
    • 生地の風合いの違いを楽しむ。
    • 時間がありましたら、簡単な柄を生地の上に配置して「着物の誂え体験」もしてみましょう。
    • その他、思い浮かんだら追加します。
  1. 今回の『一枚の着物から』について

ご自分の着物でしたら、自由に触れて着ることができますが、新たに何か着物に触れてみたいと思うとき、自由に手に取り感触を確かめたり、じっくり柄を眺めるという機会は、実は少ないように感じます。

『落ち着いた気分で触れる』ことで、平常心で観察したり、好みの生地や柄なども選べるのではないでしょうか?

特に着物初心者の方や、これから着物を着てみたい方には、自由に裂を触り、完成している着物を裏返したり畳んだりすることで親しんで頂く機会にしてくだされば嬉しいです。

区民館では「販売行為」は禁止されていますし、私自身、この企画で販売しようとは全く思っていませんのでご安心ください。

 

  • 会場の和室定員は15名ですから、参加募集は1~14名です。
  • 募集方法:
    • このサイトをご覧頂いた方は、メールにてご連絡ください。
    • ツイッターをご覧頂いた方は、メール、または、ツイッターのDMでごれんらくください。
    • 募集期間は11月19日(金曜日)までです。どうぞよろしくお願い致します。

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今後の予定です。

11月21日(日)

13時~16時

一枚の着物から Vol2

 

12月11日(土)

 

13時~16時

 

一枚の着物からVol3 または、ぶらっと着物

 

 

 

2010年11月2日火曜日

宿題 その3 【男羽織紐について】

前回の続き、宿題のその3です。
宿題その3・【男羽織紐】です。
『一枚の着物から』に参加してくださった男性の方から「長すぎる羽織紐がある。蝶結びのようにして良いものか???」という趣旨のお話と「房がとても大きいが・・・」とのお問合せでした。自分は、平組の紐を直付けしているのですが、正直、色々な羽織紐を使っておらず、詳細をお答えできなかったわけです。大変お恥ずかしいことで・・・。
そこで、本日、日本橋の某組紐製造卸元へ伺い、恥を忍びまして社長に伺ってきました。
回答としては、羽織紐の実物によって、その結び等が異なってくるので、ここに書きます事を参考として頂ければという、心許ないことでして。。。
一般的に次のようなことになっています。
  • 平組みは一巻きの結び
  • 長さ・巾・厚みによって、【マックカフェ仕様=蝶結び】も可能
  • 丸組みも基本一巻き結び、長さ・太さにより、二巻結び、【マックカフェ仕様=蝶結び】ができる。
  • 房は、大き過ぎる時はカットしても良い。
では、ちょっと詳しく書いてみます。
    • 平組の紐は二巻ではなく一巻き。こんな感じです。

    この紐の長さは、紐の平組と房の部分で42センチほど有ります。下の画像です。金属の物差しが30センチ、物差しの上の紐が上記で結んでいる紐。下は更に巾の広い紐です。

    そしてこの紐の巾は14ミリほどです。厚みは4ミリほどです。


    この長さ440ミリ、巾14ミリ、厚み4ミリの紐ですと、蝶結びは、ちょっと不恰好(結び方もちょっと変ですね)になります。


    蝶結びをするなら、もっと幅が狭く、厚みの薄い紐でなくてはちょっと、
    こちらのビデオを見ると、蝶結びは丸組の紐で細いものです。

    • 丸組の紐も、太さでその結びが一巻きになるか二巻になるかは別れてきます。6~7ミリぐらいの太さの紐から10ミリ以上はありそうな太い紐もあります。また、長さも上記平組の45センチほどよりも更に10数センチ長いものが礼装用の二巻する羽織紐、それは55センチ前後の長さで太さも10ミリ以上はある。
    • この丸組で太さが6ミリ程度なら一巻き程度の長さでも、蝶結びをしても落ち着く印象。
    このように、平組か丸組かで、まず一巻きだけか、二巻もするかが決まり、羽織紐の長さ・太さ・厚み・幅の関係で、その最適な結び方も異なっているわけですね。
    更にその日もの格式が礼装用か、洒落ものかということもありますから、着る着物と羽織を持参して、紐選びを相談するのが最適です。
    また、羽織紐の房は、大き過ぎる時は、カットして良い。上で紐の房に紙を巻いてありますが、このようにしてバラケないようにしてハサミでカットするのが失敗しない方法です。
    紙を巻くときは、紐の組み本体に、短冊状の紙(約三センチ×10センチほど)を緩めに巻きつけセロテープ等でとめて、それを札の根元から先端側へスライドさせると、房が綺麗にまとまります。ただし、礼装用の房を短く切ってしまうのは駄目ですね。
    それから、余談ですが、羽織の紐には『S字管』で、乳(チ=羽織紐をつける小さな輪)にひっかけるタイプと、直付けのタイプがあります。
    これが『s字管』で付けた羽織紐。

    こちらが直付けの羽織紐

    違いは、紐の根元の輪の大きさで、直付けは羽織紐を折り曲げて通すことができる輪の内輪が必要です。


    この様に通していきます。


    さっと簡単に羽織紐を交換したい、結んだまま解かない等の場合は、S字管の付いた羽織紐が良いですし、紐を付けたままいつも着ているような場合は直付けの方が良いと思います。色々と試してみてください。
    という訳で
    【回答】
    手持ちの紐の組みの種類を確かめ、長さ・幅・厚み・太さを考慮して、結び方を選択してください。というような曖昧な・・・・お答えになってしまいました。
    また,勉強して出直しますので、今後とも宜しくお願いします。



    2010年11月1日月曜日

    宿題 その1・落款 その2・筏に紅葉

    昨日の『一枚の着物から』の中で、幾つかの宿題を持ち帰ってきました。勉強不足で、お恥ずかしい限りです。

    宿題その1【落款】

    25年ほど前の加賀友禅色留の作者について、準備不足でわかりませんでしたので宿題とさせていただきましたが、わかりました。

    色留袖はこちらです。とっても優しい感じの加賀友禅です。

    そして落款がこちら

    そして、一致した落款がこちら

    【回答】

     作者は加賀友禅作家の『直江 良三 (なおえ りょうぞう)』さんです。現代の加賀友禅作家『中町 博志(なかまち ひろし)』さんの師匠です。追加で、何かわかりましたら後日、再度掲載します。

     

    宿題その2【紅葉と筏】

    着物に柄の中に、『花筏(はないかだ)』という、筏の上に桜・梅・紅葉・菊などが添えられて流水(渓谷の川など)を下る構成の柄がありますが、お茶の棗に『紅葉と筏』の柄が描かれていたのですが・・・意味があるのでしょうかとのご質問でした。

    まず、ネットで検索してみました。「花筏蒔絵 中棗」という画像がヒットしました。見てみますと蒔絵としては春秋蒔絵となっていて、春(桜)と秋(紅葉)が、流水と筏の上に描かれています。全体として桜は蕾が描かれ、紅葉がかなりの空間を覆っています。それから「花筏」という表現には紅葉筏(もみじいかだ)というものが含まれているようです。渓谷の紅葉が色づき、散って・・・川面に流れるとき幾葉かがからみ合って流れる様が、鮮やかで流れ下る筏のような印象となったのですね。桜・梅・菊などの花ではこの様に絡まることはありません。

    そして、俳句の季語に「紅葉且つ散る(もみじかつちる)」という語があるそうです。この場合、紅葉は名詞ではなく動詞ということです。「緑色のもみじの葉が紅葉して、かつ、散る」というような意味でしょうか。

    そして次のような句が紹介されていました。 
    【且つ散りて紅葉筏となりゆくも 有山八州彦】

    という訳で、花筏の場合は枝花が筏に添えられて描かれますが、紅葉筏は筏に紅葉が添えられる場合と、散った紅葉自体が絡まり漂い筏の風情となる、二つのパターンがあるようです。

    【回答】 着物の柄としての花筏は、春秋の花や植物を筏の上に添えて表現しています。そして春・秋・で分けることがあっても、さほど細分化しては表しません。しかし、柄として工芸品などに描かれる場合や文字での表現の場合など、花筏・紅葉筏のニュアンスの違いを使い分けているのでは・・・と、こんな曖昧な回答で、ごめんなさい。

    こちらも追加で何かわかりましたら、掲載します。

    更に、男の羽織紐の宿題があるのですが、こちらは今日間に合わなかったので・・・明日以降ということでお許しを。

     

    2010年10月31日日曜日

    『一枚の着物から』無事終了しました。

    お陰さまで、本日の『一枚の着物から』は、なんとか無事終了しました。

    試みの企画だったので、持参したものがちょっとごちゃごちゃして、分かりにくかったかなと反省しています。

    まず、12畳の和室正面に緋毛氈を敷き、衣桁に留袖を掛けてみました(次回はもっと華やかな着物を掛けてみようかと思います)。しばらくは皆さんが揃うまで、着物の裂地や帯をご覧いただきました。可愛いお嬢さんと、お嬢ちゃんも参加してくれて、和室が華やかに賑やかになりました。

    皆さんがそろった頃から、一応、簡単に制作したテキストに沿って、皆さんと着物を探ってみました.

    まずは、『寸法あそび』としょうしまして、私が軽い柄付けの訪問着を採寸してみました。その寸法を皆さんに配布した寸法帳へ記入をしてもらいました。少し大きめの方の着物でした。次に、参加された方に、2尺差しと、鯨尺の巻尺を使って、実際に色留を採寸していただきました。身幅・合褄幅・抱き幅などで変わってきたり、繰越のとり方、など、順番に採寸していくと色々と、疑問や発見がありますね。

    次に、『紋あそび』と題しまして、紋帳にて実際に紋を探してみました。留袖の紋と訪問着の紋を比べて、紋帳で探してみましたが・・・、留袖の紋はちょっと特殊で見つかりませんでした。こういう事もあるのですね。訪問着の紋は縫いの加賀紋、紋名は『丸に三つ柏』でした。紋帳を見ますと、色々な紋があります。「陰紋の陰紋は・・・?」など、ちょっと面白い質問もありました。

    その次は、『文様図柄あそび』と題しまして、色々な文様が実際に着物の柄や、生地の地紋にどのように表されているかを皆さんで探ってみました。自然文様や、植物・動物文様、道具文様や、図案化された文様・・・着物の柄は豊富ですね。

    そして、二つ以上の柄を組み合わせることで、意味のある柄になったり、特定の名前のある柄となったり、ちょっとクイズのようにして、文様の本から探していただきました。

    面白かったのは、【吹き寄せ】という柄について、私の用意したテキストで【地落ち松葉+銀杏の葉+(省略)+ちょっとした風=??】というお題があったのですが、「ちょっとした風」とは何か?とのご指摘。

    要は枯葉や花びら松葉などが適当に散り地面に落ちている柄なのですが、ただ落ちているだけですと、散っているだけなのです。そこに突風ではなく「ちょっとした風」で寄ったり離れたりしている落ち葉などが【吹き寄せ】。

    吹き寄せの実際の染柄や生地の地紋を見比べてもらって「風」を感じ取ってもらいました。楽しかったですね。

    他に似通った柄、吉祥文様と慶弔両用文様なども、実際の布地で比べてみました。また、風景・名所柄の着物には、特定の要素の柄が忍ばされていて、それを探っていただきました。

    そんな事をして皆さんとワイワイしていたら、16時30分を回ってしまい、片付けて5時の終わりました。

    皆さん楽しんでいただけたかな?

    『一枚の着物から』はこんな感じでした。

     

     

     

     

    2010年10月30日土曜日

    『一枚の着物から』は明日、予定通り行ないます。

    台風の通過によっては、微妙な感じでしたが、明日の天気予報が回復しました。
    『一枚の着物から』は、予定通り開催します。
    まだ、会場の和室定員に多少の余裕がありますので、天気等で迷っていた方がおりましたら、参加のご連絡をください。
    ご連絡はこちらへ kimono-kinutaya@ezweb.ne.jp
    定員になり次第締め切ります。

    また、『一枚の着物から』の最終、決定事項は以下のようになります。
    【開催日】 10月31日 日曜日
    【集合時間】 13時10分頃から14時頃までに、直接、会場へお越しください。
    【会場】 中央区立人形町区民館 6号和室
    住所:中央区日本橋人形町2-14-5
    人形町保育園等複合施設6階

    会場は12畳の和室で、仕切りで24畳の和室が半分に区切られての利用となります。
    部屋の片隅に緋毛氈を敷き衣桁に着物を掛けて、ちょっと華やかな雰囲気にしてみます。
    一枚の着物を元に寸法を測ってみたり、柄を探ってみたり、紋を調べてみましょう。
    また、会場には、各種着物の端切れや、帯地の裂なども持参してみますので、遠慮なく触ってみてください。
    紋帳(紋の辞典のようなもの)、和裁士会の教本、着物の本なども用意しますのでご覧ください。
    なかなか自由に着物の裂などは触りにくいものですから、気軽に裂に触って楽しんで何か新しい発見をしていただけたら嬉しいです。
    見本として数点の反物・帯地も持って行きますので(販売用ではありません)、反物の長さなども測ってみてください。
    皆さんと一緒に、自分も何か、着物の中に新しい発見をしてみたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

    2010年10月29日金曜日

    東京メトロ日比谷線 人形町駅の案内

    日比谷線人形町駅は、ホームの中ほどと茅場町駅寄りのホーム後方階段(小伝馬町駅からですとホーム先の階段になります)を上がった改札が一番近いです。

    下記に画像を掲載します。

    改札口をでますと、狭い空間がありますので進みます。

    直ぐにT字路で突き当たりますので、左のA1出口に向かい階段を上がります。

     

    地上の出口にでたら、歩道に沿って左に曲がる。

    すぐに甘酒横丁交差点です、そのまま渡り水天宮交差点方面へ進む。

    寿堂がある路地を左に曲がり、一つめの十字路の右角前方に浜町亭の看板が見えたら、進行方向隣にある建物が人形町区民館です。

    (寿堂を曲がったら、水天宮駅の案内を参照のこと)

    東京メトロ半蔵門線、水天宮前駅の様子

    水天宮前駅から、人形町区民館の建物までの案内です。
    まず、改札口はホームの前後にあります。
    ホーム清澄白河方面側の改札口は、ローヤルパークホテル、箱崎の東京シティエアターミナル(TCAT)方面。
    今回はホーム三越前側の二つあるエレベータで登った改札口をでます。
    水天宮、人形町方面になります。
    下記に画像を掲載します。

    水天宮方面改札

    改札をでたら直進、左側のエスカレーターに進む

    上がります。

    上がりきったら、直進です。
    ↑78の指示がある正面の通路を進みます。
    突き当たりますから、右へ。
    階段を上がり地上へ。
    上がったら歩道へ。
    歩道のマツキヨを正面に見て左へ進む。
    歩道を横断歩道が見える路地まで進む。
    横断歩道の角に寿堂があるので、その路地を右に曲がる。
    曲がったら、次の横断歩道がある十字路まで進む。
    十字路の右前方角に浜町亭の看板が見えます。
    その先が(進行方向の隣の建物)人形町区民館です。